海外積立投資商品の評価・比較・ランキング。ハンサード フレンズプロビデント、スタンダードライフetc… 投資家に一番有利なの はどれ? 初心者にも分かりやすく各商品の手数料、商品情報、安全な購入方法、積立投資の実践方法をまとめました。
フレンズプロビデント、ハンサード、スタンダードライフ、結局どれが一番有利なのか?
投資家に有利な商品ランキング
| 順位ファンド会社名 / 商品名 | |
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ハンサード / アスパイア
世界中の厳選された100本以上の優良ファンドから、安い手数料で好みのファンドを何本でも購入できる。円建ても可能。コストパフォーマンスで選ぶならこれ。 |
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スタンダードライフ / ハーベスト
成績もコストも中程度。香港でのみ販売しているので余計なコストがかかる(保険商品に該当すると判断されると日本人の購入は違法なので注意)バランスで選ぶならこれ。 |
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フォルティス
実質的にBNPパリバ インベストメント・パートナーズに吸収。フォルティスの収益力と、欧州大手の運用機関の運用力との相乗効果に期待するならこれ。 |
総評:今回のランキングで注目したのは、「コスト」と「利便性」
商品選びの基準は「収益性」「コスト」「利便性」の3点ですが、「収益性」についてはどれも甲乙つけがたいほど優れています。そこで主な比較のポイントは「コスト」と「利便性」になります。
上位3社のうち、スタンダードライフは香港でのみ購入が可能で、日本人にとっては「利便性」の点で大きく見劣りします。そこで主な焦点は、ハンサードとフレンズプロビデントの「コスト」の比較となります。
結論を言えば、ハンサードがコスト面では有利です。その理由はフレンズプロビデントと比較すると、以下の点に要約できます。
手数料の違い: 「初期口座」の段階ではフレンズの場合18か月間、ハンサードの場合24カ月と、ハンサードの積立期間が長いのでフレンズ方がお得。ただし、その後の時価総額にかかる手数料については、ハンサードはフレンズの約1/4程度(満期近くになってくるとハンサードとフレンズで年間100万円以上手数料が変わることもある)のため、結果的にハンサードの方が格段に安い。
ボーナスの違い: フレンズの場合500ドル(約4万円、1ドル=81円換算)からのボーナス(500ドル積み立てた場合637.5ドルで18か月間積み立てられる)だが、ハンサードの場合250ポンド(約3万3000円、1ポンド=130円換算)からボーナスが付き、しかも初月に500%のボーナスが付く(5万円で積み立てた場合、初月に30万円から運用される)
この結果、毎月5万円を25年間、ハンサードとフレンズに積み立てた場合(スイッチングをせず同一ファンドで積み立てた場合)、仮にどちらも平均年利10%で運用されたと仮定すると、フレンズは約5500万円 になりますが、ハンサードは約6900万円になります。1400万円という、かなり大きな違いが生じることになります。
また、両者にはサービスの面でも違いがあります。フレンズは積立通貨を変えられません(米ドル、英ポンド、ユーロ、香港ドルから最初に決めた通貨で25年間運用)。一方、ハンサードは自由に替えられます(米ドル、英ポンド、スイスフラン、日本円、ユーロなど全25種類)。
ハンサードは為替リスクを負わない円建てを選択できる点も魅力。フレンズでは積み立てられない通貨も選択できるわけです。また、ハンサードはクレジットカードがなくても、銀行口座から自動引き落としができる(銀行によっては引き落とし手数料無料)という利便性もあります。
日本ではフレンズの方の名前が通っており、サイトによる解説も多く、実際に投資している方も多いようですが、上記の理由により本ランキングではハンサードを1位としました。
海外積立投資 商品情報
1位 ハンサード
ハンサードインターナショナル・リミテッド(以下、ハンサード)は、1970年に英国で設立された、40年以上の 歴史を誇る投資会社。グループのホールディングカンパニーであるハンサード・グローバルPlcは、2006年にロン ドン証券取引所に上場。07年よりFTSE250銘柄に採用された。
拠点はオフショア金融センターであるマン島。マン島は手厚い投資家保護、国際基準の透徹で知られる、優れた法制度を備えた国際金融センターとして著名。マン島政府はAAAの格付けを取得しており、仮に金融機関が倒産し ても、マン島政府が顧客資産の90%を保証する。マン島における取引は非公開であり、個人のプライバシーの権利が尊重・擁護・遵守される。したがって、法的措置がない限り、ハンサードは契約者に関する個人情報を、税 務局を含む第3者に公開することは一切ない。税制面においても、法人税、所得税、キャピタルゲイン税が優遇される世界有数の金融センターの一つ。
同社の商品は手数料が非常に安いのが特徴で、日本でも1万人以上の会員を誇る。
主要商品概要
商品名: アスパイア
ハンサードは世界中の厳選された100本以上の優良ファンドの中から、自分の投資目的に応じたリスク度合いのファンドを何本でも購入することができる。最低投資単位は月々150ポンド(約2万円、1ポンド=130円換算、2011年7月7日現在)。増額は50ポンド(約6500円)単位。24か月の初期ユニット期間経過後に積み立てた分は、自由に現金に戻せる。クレジットカード決済、銀行引き落とし、いずれも可能で、香港に海外口座を開設する必要はない。初期コストはかかるが、国内投資信託より信託報酬等の維持手数料が安いのが魅力。
手数料
- 年間管理料:初期ユニット(24カ月)の間は年8%、累積ユニットの間は年1%
- サービス手数料:毎月10.5ポンド(積立休止期間中は毎月12.25ポンド)
- 累積ユニットの引き出しコスト:なし(送金手数料15ポンド)
- スイッチング手数料:年に5回まで無料(6回目以降は片道44ポンドの手数料。初期投資時のみ、ファンドの買値/売値のスプレッドが7.5%かかる)
- 送金手数料:なし
- クレジットカードのコスト:米ドル2.01%、円2.11%、英ポンド1.45%
- 早期解約手数料:なし(解約不可)
備考
- 通貨は米ドル、英ポンド、スイスフラン、日本円、ユーロなど25種類(変更可能)
- 契約者年齢は18歳以上、75歳以下
- 円引き落としができる
- 万が一の倒産時にも、法律により実勢価格の90%が保証される
- 送金コストが無料で長期投資ではコスト的に有利
- 日本語のサイトがある
100本のファンドの中から、比較的ミドルリスク・ミドルリターンのファンドを組み合わせると、以下のようなモデルポートフォリオができる。
このポートフォリオは世界最大級のヘッジファンド「ファンドA」をメインに入れることにより株式の値動きを補完しつつも、積極的なリターンを狙っている。「ファンドC」はロイター傘下のファンド格付け会社リッパー社により過去10年間で最も優秀な中国ファンドとして表彰されている。「ファンドD」は資源株に投資することで、過去10年の平均年利回りが20%を超える実績を残している1兆円ファンド。これらのファンドに加え、設定来で資産が10倍以上となっている「ファンドB」を加えることで高い成長性を享受している。10年間の平均運用利回りは15.85%となっている。
最新の運用状況は同社HP参照。ファンドによって差はあるが、そのパフォーマンスの良さ(特に設定来上昇率の高さ)が確認できる。ハンサードへの投資は、長期投資をしてこそ、その真価が発揮される。
2位 フレンズプロビデント
フレンズプロビデントグループは、1832年設立の英国トップランキングの保険会社で、世界的にも認められているグローバルカンパニー。約200億米ドルの資産を世界各国の市場で運用。国際的な格付け機関から高い評価を得ており、S&PがA+、ムーディーズがA2の高格付けを付与。英ロンドン証券取引所の、FTSE100銘柄に採用されている。
傘下のフレンズプロビデント インターナショナルは、資産運用の専門会社として25年以上の実績をもつ。英国のガンジー諸島と、マン島に本部をもち、香港、シンガポールとドバイにオフィスを構える。
主要商品概要
商品名: プレミア(香港101型/CR型)
プレミアはフレンズプロビデントが世界中から厳選した約200本の優良ファンドの中から10本まで選択投資できる積立型商品。最低投資額は500米ドル(約4万円、1ドル=80円換算)からで、積立期間は10年~25年。毎月10万円を年率9%で運用した場合、25年目で1億円の資産形成を目指せる(単に15年間、毎月10万円預金した場合は3000万円)。各銘柄の運用状況は同社HPを参照
なお、プレミアには「香港101型」と「CR型」がある。
後者は保険商品ではないが、前者は保険商品なので日本人が購入するのは違法。
手数料
- 初期手数料:初期ユニットに関して、四半期ごとに1.5%
- プラン手数料:毎月6米ドル
- 早期解約手数料:未払い分の初期手数料(ただし、12か月以内の解約手数料は100%)
- クレジットカードで支払う場合、月1%の手数料
- 「積立額を頻繁に変更した場合」「積立金の定期引き出しを新たに設定した場合」、それぞれ100米ドルの手数料
- スイッチング手数料:なし
備考
- 契約者年齢は18歳以上、契約満期日が75歳の誕生日まで
- 通貨は米ドル、英ポンド、ユーロ、香港ドルから選択
- 引き出しは18ヶ月後から可能。最少引き出し額は1500米ドルから。
臨時あるいは定期引き出しが可能(定期引き出しは月、四半期、半年、年ごとの設定が可能) - オンラインで現在の資産状況を確認できる
200種類のファンドの中から、比較的ミドルリスク・ミドルリターンのファンドを組み合わせると、以下のようなモデルポートフォリオができる。
このポートフォリオは高い成長が見込まれる株式ファンドを中心に、株式と相関性の低いヘッジファンド「Man AHL Futures」を加えてい る。「Nevsky Eastern Fund」は高い成長性に加え、S&PからAAAの格付けも取得。「Templeton Asian Bond」は新興国の国債等に投資する ファンドで、年率10%近くの効率の良いファンド。また、依然として高成長を続ける中国への投資に、海外金融機関として著名なLipperか ら賞を受賞している「First State China」を組み入れている。設定来の平均運用利回りは15.33%となる。
「インデックスファンドの組み合わせに近いものに手数料を払う必要があるのか?」という意見もあるが、素人がただ漫然とETFを買い続けても、このような理想のポートフォリオを組み立てるのは至難の業だ。
3位 スタンダードライフ
スタンダードライフ社はイギリスのエジンバラに本社を置く総合資産運用会社で1828年創業。中核事業は保険と
資産運用で、現在の顧客数は700万人にのぼる。2006年に英ロンドン証券取引所に上場。S&PでA+、ムーディー
ズでA1と高格付けを取得。「将来も安定的」との評価を得ている。
主要ファンド概要
商品名: Harvest 101(ハーベスト101)、Harvest Supreme(ハーベスト スープリーム)
【Harvest101】は個人の年金作り、法人の継続的な資産運用口座として始まった。また、2010年10月からは、毎月1500米ドル以上を積み立てる顧客用に【Harvest Supreme】の提供が開始された。主な違いは以下の通り。
両者に共通する手数料
- プラン管理費用2:初期積立口座に対して毎月0.5%
- ポートフォリオマネジメント費(任意):貯蓄口座の時価総額に対して年間1%
- クレジットカード利用の場合(任意):積立額に対して毎月1%(約束期間中は無料)
- スイッチング手数料:なし
- 引き出し手数料:なし
- 解約手数料:初期口座の時価総額に対してのみ
備考
- スタンダードライフが倒産しても、投資先のファンドはすべて信託機能を備えており、顧客の資産は時価総額の90%が保護される。
- 選択可能な通貨は香港ドル、USドル、英ポンド、ユーロ、円(香港ドル米ドルのみクレジットカードで積立可能)
- 積立期間中に急に現金が必要になった場合、積み立てを停止し、さらに貯蓄口座から積み立てた分を取り崩すことができる(実際に現金を受け取るまで
1カ月程度かかる)。 - スイッチングは自由。売買手数料(初期販売手数料・解約手数料)は無料。回数にも制限はない。
(注)ハンサードとフレンズは、日本向けの保険機能のない積立型商品がある。しかし、スタンダードライフは保険機能のないものがある
ことは確認できなかった。海外で販売している保険に日本人が入ることは違法なので注意が必要だ。
3位 フォルティス
会社紹介:フォルティスはオランダの大手保険会社が1990年に合併して設立したベルギー・オランダ系金融グループ。運用部門であるフォルティス・アセットマネジメントは、親会社であるフォルティス・インベスツメンツ・グループが2010年4月1日、BNPパリバ インベストメント・パートナーズの100%子会社となったことにより、BNPパリバ・フォルティスと改称した。BNPパリバ インベストメント・パートナーズはBNPパリバの資産運用部門を担い、運用資産総額は約67兆円と欧州第5位の規模。両社のシナジー効果を活かすことで、より高度な運用が期待されている。
BNPパリバ インベストメント・パートナーズの詳細については http://www.bnpparibas-ip.jp/
を参照。
ハンサード vs フレンズ 徹底比較
ここまで読んで、1位のハンサードと2位のフレンズプロビデントどちらにしようか決めかねている人も多いだろう。そこで、項目別に並べてみよう。
下の表は私が作ったものだが、証券会社の友人からも好評だった。是非、これを参考に比較、納得したうえで、海外積立をする先を決めていただきたい。

上位2商品の違いをお分かりいただけただろうか。
積立投資は長期戦だからこそ、自分に合った商品を選び、後悔しない海外積立投資をして欲しい。




